計測自動制御学会の「計測と制御」の解説記事「TeXによる論文執筆」のサポートページです。論文執筆全体に関連する動画は最下部に置いています。
解説記事はこちらです。
>>(解説記事が掲載された後にリンク挿入予定)
TeXによる論文の執筆に関するメインページはこちらです。解説記事が掲載されるまではこちらをご覧ください。
論文執筆の流れ
まずは、LaTeXによる論文執筆の流れを説明します。まず、最初にするべきことは、テンプレートの入手になります。論文執筆にあたり、投稿予定の論文(論文誌内記事)を10編以上読むことをお勧めします。論文の一般的な作法はありますが、その他にも論文固有の作法もありますので、どのような論文が査読を経て掲載されているか見ておくことが重要です。
一般的な論文執筆の流れは以下のようになります。
各章(各節)の分量比をどのようにするかは、論文の中身にもよりますが、おおよそ作法として決まっています。
LaTeX論文執筆時には、TeXのエラーステータスや警告ステータスを見てPDF原稿としての問題を解消する必要があります。エラーや警告については以下のリンクをご覧ください。
以下が、LaTeXで論文を執筆し始める前段階で内容をまとめておく上で有用な関連記事です。
計測自動制御学会論文集
論文集はJ-Stageから閲覧できます。無料で閲覧できますが、直近1年間の最新の論文を読む場合は購読料が必要になります。以下が論文誌のページです。
論文投稿ページは次のページになります。
計測自動制御学会論文集 Editorial Manager®
投稿にあたって、著者マニュアルや確認書が必要です。より詳細に論文の執筆について説明しているものとして計測自動制御学会が提供しているテンプレートがあります。
計測自動制御学会論文集|論文投稿用スタイルファイル | 公益社団法人 計測自動制御学会 (sice.or.jp)
その他、上記の投稿サイトだけでなく、投稿料や査読の流れなどについて記載されている以下のページは投稿時に一読した方が良いです。
計測自動制御学会論文集 | 公益社団法人 計測自動制御学会 (sice.or.jp)
回答書テンプレート
査読結果に対して回答書を作成する必要があります。その回答書の日本語テンプレートをResearchmapに置いております。
>>岡島 寛 (Hiroshi Okajima) - 資料公開(日本語回答書TeXテンプレート) - researchmap
SICE JCMSI
SICE Journal of Control, Measurement and System Integrationのメインページは以下です。
Format-Free Submissionですので、特に投稿テンプレートはありません。以下の投稿規定に従って投稿します。
投稿は以下のSubmission Siteから行います。
回答書テンプレート
査読結果に対して回答書を作成する必要があります。その回答書の英語テンプレートをResearchmapに置いております。
岡島 寛 (Hiroshi Okajima) - 資料公開(英語回答書TeXテンプレート) - researchmap
TeXソースの基本構成
TeXソースの基本構成は以下のようになっています。論文テンプレートも同様です。
プリアンブル部
論文で用いる主なパッケージファイルの例:
- 邦文題目
- 邦文著者名
- 英文題目
- 英文著者名
- 英文要旨
- 英文キーワード
- 著者脚注
本文の構成
- 本文
- 参考文献
- 著者紹介
- (付録)
論文執筆テンプレート(最小要件)
回答書テンプレート
JCMSI論文執筆用の情報
関連動画
論文投稿の流れ(SICE,ISCIE)
論文の書き方①
論文の書き方②投稿までの流れ
論文の書き方③査読回答書作成の流れ
論文の検索方法
自己紹介
岡島 寛 (熊本大学工学部情報電気工学科准教授)
制御工学の研究をしています。モデル誤差抑制補償器,状態推定,量子化制御など
研究室HP
岡島寛 (システム制御 control-theory.com)
English Web Page
Hiroshi Okajima (Control Engineering control-theory.com)
制御動画ポータルサイト
制御工学チャンネル(伝達関数・状態方程式・MATLABなど)
電気動画ポータルサイト
本記事をお読みいただきありがとうございます。役に立った、と思われましたら、ブックマーク・シェア等のアクションをしていただければ嬉しいです。