今年3月に東大名誉教授の北森先生が亡くなられました。面識はありませんが、北森先生の法政大学退職記念講演と、足立研セミナーの動画で制御の考え方(の一つ)について勉強しました。特に、制御理論と制御理論の間の連続性について意識されている部分は、MECの研究において影響を受けている面が大いにあります。
以下は、足立研セミナーの動画と、それに対応すると考えることができる解説記事になります。
北森法
北森法の論文です。1979年ですので、今から45年前の論文になります。部分モデルマッチングという低周波から合わせこむ制御器設計法になります。
PIDやI-PDの論文はこちらになります。
制御対象の部分的知識に基づくPID方式非干渉制御系の設計法 (jst.go.jp)
制御対象の部分的知識に基づくI-PD方式非干渉制御系の設計法 (jst.go.jp)
有限整定制御
有限整定制御の論文です。黒沢氏の論文を発展させたもので、連続時間有限整定の理論に関するものです。
連続時間系における有限整定サーボ系の設計 (jst.go.jp)