周期時変システムの数理モデリングに関する論文がIEEE ACCESSに掲載されました。論文タイトルは、「Cyclic Reformulation Based System Identification for Periodically Time-varying Systems」です。著者4名の論文になります。 オープンアクセス誌ですので、ぜひ読んでください。
論文リンク:Cyclic Reformulation Based System Identification for Periodically Time-varying Systems
周期時変システムでは、周期分のパラメータを求める必要があり、線形時不変システムに比べてそのモデル導出が難しくなります。そこを、時不変化手法の一種である、「サイクリング」を用いることで既存の部分空間法を適用できるようにし、さらに、特殊な行列Sを定義したことによって見通し良く元のシステムを(座標変換を使って)求めることに成功しました。
サイクリングについては以下の動画で説明しています。
今回、論文掲載の後で熊本大学からプレスリリースも出しております。
プレスリリース: